お嬢様☆執事
「沙羅の方が上だ。僕らの一ノ瀬グループよりも断トツ。負けてられないね。」
…なんでこの人は沙羅って普通に
呼ぶの?会ったばかりだし…
「沢井さん、ちょっと外れてくれないか?」
「は、はいっ」
美佳子は逃げるように去っていった。
「…あんた、何?」
学園トップなど関係ない沙羅。
「本当に何も知らないみたいだね」
聖夜の笑みは怖さを感じる。
「…ちょ」
沙羅は思わず後ずさり。
とは言っても後ろは壁。
聖夜に追い詰められた。
「…何すんのよ」
沙羅の鼓動は治まることを知らない。
聖夜は沙羅のあごをつかんだ。