お嬢様☆執事
「沙羅~?何よ、その口の聞き方!聖ちゃんに失礼でしょ~」
お母さんの承認あり!?
「ちょ…お母さん、どういうこと?」
「沙羅の婚約者じゃない。あれ?知らない?一ノ瀬グループの」
「もういい。なんでうちにくるの?
なんでお母さんが知ってるの?」
「私と聖ちゃんのお母さんと大の親友なのよぉ。しかも一ノ瀬グループよ?私たちと組めば規模は大きくなるわ」
あんたも同じことを…。
「あ、そうそう」
母は沙羅を自分に引きよせた。
「聖ちゃん、沙羅のこと一目ぼれしちゃったみたいよ?」
「…まさか」
ふざけたこと言わないでよ。
なんで私が聖夜に惚れられるわけ?
この前会ったばっかじゃん。
「聖ちゃん、この子よろしくね♪じゃ。秋山も部屋から出なさい」
「はい、かしこまりました。」
私を一人にしないでよ~!!
ということで聖夜と二人っきり。