お嬢様☆執事
グラッ
「あ…」
沙羅は足をからませてベットに倒れてしまった。
ヤバい…!!
一瞬にして沙羅は危機を感じ取った。
聖夜には何をされるか分からない。
でも違った。
「悪い。大丈夫か?」
え?
「…うん」
聖夜は抱き起してくれた。
「…」
聖夜はそこまで悪い人じゃないんじゃないの?
その言葉が脳裏によぎる。
本当はいい人なのかも。
聖夜は少しさみしそうな顔をした。
「…聖夜?ありがとう」
「いや、いいんだ」
なんだかほおってはおけない気がする。