お嬢様☆執事

「ネックレス?」



それはダイヤであしらわれたハートのネックレス。



「…気にいってもらえるといいんだけど。」



「…ありがとう、聖夜」



私は初めて聖夜に優しく接したかもしれない。



「じゃあ、僕はもう帰るよ。お母様によろしく」



「お母様って…」



帰っていく聖夜の背中はなんだか物悲しい。




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