お嬢様☆執事

「もうすぐクリスマスだね。今日は沙羅のプレゼントを買いに来たんだ」



「そうなんだ。同じだね!」



聖夜のプレゼントを買う計画もひそかにしていた沙羅。



「そういえば、沙羅の家でクリスマスパーティーがあるよね?」



「うん、あるよ」



クリスマスは私の家で壮大なパーティーをするらしい。



「僕も行くよ」



「うん、待ってる…」



最近、私、聖夜に素直だなぁ。



どうしちゃったんだろ。



「聖夜様!お帰りの時間です」



遠くから聖夜の執事の声がする。



「ああ、今行く!じゃあ、また。クリスマスで」



「うん、バイバイ」



聖夜は行ってしまった。



「秋山さん、探さなきゃ。」



沙羅は走りだした。

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