お嬢様☆執事
「メリークリスマス!!」
カン…カン…
グラスとグラスとが当たる音が響く。
今日はクリスマスパーティー当日。
「沙羅、メリークリスマス」
「メリークリスマス」
聖夜と赤ワインを乾杯。
「私、未成年だけど…」
「ノンアルコールだから大丈夫」
「そっか」
沙羅はグラスに入っていた赤ワインを飲み干す。
「おいしい」
「だろ?」
なんだかもう聖夜には心を開いていた。
「沙羅、はい。プレゼント」
いつのまにか聖夜の手の上にはプレゼントが。
「ありがとう!あ、私も。」
そばにいたメイドさんに頼み、プレゼントを持ってきてもらった。