お嬢様☆執事
「…」
バーン!!
花火で照らされる二人。
聖夜は静かに沙羅の唇に自分の唇を重ねた。
「…メリークリスマス」
「…せ…いや?」
沙羅にとってのファーストキス。
「あれ?初めて?」
いたずらっ子みたいな顔をして笑う聖夜。
…私、キスしちゃったの?聖夜と?
「もう一回してあげよっか?」
からかう聖夜。
「いや、いいですっ!!!」
やだ…恥ずかしい////
沙羅の心臓の鼓動は早まるばかり。
“聖夜が愛しい”
初めてそう思った。
「沙羅…」
聖夜は沙羅を抱きしめた。
でもそんな幸せは壊れやすい。
ずっと、幸せは続くと思ってた。