お嬢様☆執事

「沙羅、大丈夫?」



「うん…」



とりあえず部屋に入れた。



「…一ノ瀬様?」



ズキ…



「…」



「学園中で噂になってるの。…聞く?」



どうしたらいい?



聞くべきなの?



…聞きたくない。



でもそれは逃げていることになる。



「聞く…」



「分かったわ…」



美佳子は話しだした。
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