お嬢様☆執事
「みんなして何よ…!そいつのことなんてどうでもいいじゃない!」
有紗が声を荒げる。
「笹川さんこそ、この間転入してきたばかりなのに偉そうな口聞かないで下さる?」
「みんなより上だからってなんだ?偉そうにも程がある」
「沙羅の婚約者、奪って…」
「ちょ…みんなっ!」
これはヤバいって!
「…聖夜はねぇ、私を選んでくれたの。」
「どうせ、金だろ?金で脅したんだろ?」
「…っ」
キーンコーンカーンコーン♪
チャイムの音が教室を包む。
「…嫌な女」
一人の男子がそう言って席に着いた。
それと同時に他の人も着席。