お嬢様☆執事

服着るのってこんなに緊張しますか?しませんよね。



手汗、ヤバいほどかいてきちゃった。



「よし…」



今までの人生の中で一番緊張してる。



下に…降りよう。



生唾を飲んでドアノブに手をかけた。



目を思わずつぶる。



…沙羅、大丈夫。緊張しなくていいんだから。



私はゆっくり目を開けた。



その光景は…



「…らせん階段?」



うわー、なんかカッコワル…。さすが豪邸…。



らせんまであるんですか…。



溜息をもらしながら、円を描くようにらせん階段を下りた。








< 9 / 212 >

この作品をシェア

pagetop