X'masのキス

倉庫



倉庫の中は暗く、とても埃っぽく荷物が山積みにされていた。


「お前、コレとコレ片付けて。」


藍澤はそういって段ボールを二個私に渡した。


藍澤は大きい荷物を倉庫の奥の方へ持って行き黙々と片付けをしていた。


さて、私もやらないと。


そう思って段ボールを着々と片付けているとき、



ガシャン


と大きな音がした。



それと同時に倉庫の扉から見えていた光がなくなり辺りが真っ暗になってしまった。


「えっ、どうしよう…」


なんと倉庫の鍵が閉まってしまったみたいだ。


周りが暗いので動くこともできない。



藍澤の冷たい態度と倉庫に閉じ込められた恐怖がごっちゃになって私は堪えていた涙が溢れ出してしまった。




すると奥から明るい光こっちを照らしていた。
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