X'masのキス
「えっと…それって…」
私は頭の整理がつかなくてただ慌てる事しかできない。
「ごめん。急にこんな事言われても困るよな。だけどここまで言ったから最後まで話す。…俺はお前の事が好きだ。」
その言葉を聞いたら流れていた涙が止まり驚きでおもいっきり目を開く。
近くにある藍澤の顔を見ながらこれは夢なんじゃないかと思った。
しかしこれは現実で…
「返事は後でいいから。まずここから出なきゃな。先生に電話するよ。」
そう言って携帯を取り出している藍澤。
私は、この気持ちを今伝えなきゃ後悔してしまう気がして藍澤の背中に抱き着いた。
「っ!野田!?」
「っあたしも!藍澤が好き。」