X'masのキス
キス
「本当かっ?」
「うん。」
そう答えるとまた藍澤と向き合う体制にされた。
「俺、話すの苦手だからさっきみたいにお前泣かせるかもしれないよ?」
「わかってる。」
「また冷たい態度とっちゃうかもよ?」
「わかって…っ「ギュッ」」
私の言葉を遮って藍澤は私を抱きしめた。
「ねぇ」
「…ん?」
「今日なんの日か知ってる?」
「え…えっと…」
「今日はX'masだよ。」
「あー、そうだったな。じゃあさ」
「なに?」
「プレゼントあげる。」
「本当っ!?」
そう言って顔をあげると、
チュッ
「…メリークリスマス。」