僕らのヒ・ミ・ツ
2
廊下の掲示板に貼り出されたテスト範囲を見て、俺は放心状態。
1学期の期末テストの範囲が、ありえなく広い。
物理なんて、教科書半分…。
毎回ギリギリ追試やら補習やら引っかからなかったけど、今回はマズいかも…。
「よー、ヒロ!何つっ立ってんだよ?」
声をかけてきたのは、連れの加藤。
毎回赤点組の加藤は、ハナっからテストを捨ててる。
「お前そんなんでよく2年に進級できたよな?」
「なんでだろうね?まあ期末もなんとかなるっしょ?」
加藤は、かなり能天気な性格だ。
1学期の期末テストの範囲が、ありえなく広い。
物理なんて、教科書半分…。
毎回ギリギリ追試やら補習やら引っかからなかったけど、今回はマズいかも…。
「よー、ヒロ!何つっ立ってんだよ?」
声をかけてきたのは、連れの加藤。
毎回赤点組の加藤は、ハナっからテストを捨ててる。
「お前そんなんでよく2年に進級できたよな?」
「なんでだろうね?まあ期末もなんとかなるっしょ?」
加藤は、かなり能天気な性格だ。