我輩はフリーターである。夢はない。

Study2

「要するに誰か女の子紹介してくれって事?」 

レオが鉄男に問いかける。 
「まぁ早い話がそうだわな。おまえら誰か紹介出来る子いないか?」 

俺は携帯を開いて誰か鉄男に紹介出来る子がいないか探すフリをする。 

しかし鉄男が気に入りそうな子はいない。 

とゆーか俺の携帯に入ってる女の番号なんて高校時代の元カノと他数名。 

レパートリーが少なすぎる。 

「無理だな。」 

俺が言うと、 

鉄男は表情を変えず 

「やっぱりな。」と、 

全く期待していなかった事を露骨に伝えてくる。
< 12 / 17 >

この作品をシェア

pagetop