おかんの手料理 ~7人のハチャメチャ物語~
 推薦で、県トップの名門校に合格した。

 それが今通ってる高校。

 でも、私は嬉しくなかった。

 勉強ばっかするの嫌だもん。争うのも嫌。


 中学の時の、あの苦痛はもう味わいたくなかった。

 それに、あんまり遊べなかったし。

 高校では、とことん遊んでやろうと思った。



 でも、恭子さんは、そんなアタシに、いろいろ言うからさ……。









 だからアタシ。




 グレたの。高一の夏ぐらいから。





 お酒とタバコはアタシの必需品になったわ。





 外見も中身もとことんグレてやったわ。







 恭子さんは悲しんだ。

 そりゃそうだよね。当たり前だよね。




 そんな恭子さんをアタシは無視した。

 口もあんまり利かなくなった。
 
 
 
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