おかんの手料理 ~7人のハチャメチャ物語~
コンビニ弁当以外の試み
来ちまったよ。焼肉屋。しかも一人で。初めてなんですけど、一人で来たの。
僕は唾をゴクリと飲み、一回うなずき、ドアを開けた。
「いらっしゃいませ~。何名様でございますかぁ~?」
若い店員が甲高い声で聞いてきた。
いやいや、見たらわかるでしょ。一人ですが。一人。
「えっと、後から二人来るんですが……」
僕は咄嗟にそう答えてしまった。たぶん、僕の中で恥じらいがあったんだ。
来るはずも無い二人。どうしよう……。
「かしこまりました。それから、店内は全て禁煙席となっております。もし、ご喫煙なされるのでしたら、あちらの」店員はその方を指差した。「喫煙ボックスをお使いになって下さい」
僕は、その喫煙ボックスとやらを見た。
全体は真っ黒だ。白色で『喫煙ボックス』と書いてある。
どう見ても、店内だろ。店内に、ドカーンと置いてある。全く奇妙な店だ。
ま、僕は吸わないけど。
僕は唾をゴクリと飲み、一回うなずき、ドアを開けた。
「いらっしゃいませ~。何名様でございますかぁ~?」
若い店員が甲高い声で聞いてきた。
いやいや、見たらわかるでしょ。一人ですが。一人。
「えっと、後から二人来るんですが……」
僕は咄嗟にそう答えてしまった。たぶん、僕の中で恥じらいがあったんだ。
来るはずも無い二人。どうしよう……。
「かしこまりました。それから、店内は全て禁煙席となっております。もし、ご喫煙なされるのでしたら、あちらの」店員はその方を指差した。「喫煙ボックスをお使いになって下さい」
僕は、その喫煙ボックスとやらを見た。
全体は真っ黒だ。白色で『喫煙ボックス』と書いてある。
どう見ても、店内だろ。店内に、ドカーンと置いてある。全く奇妙な店だ。
ま、僕は吸わないけど。