あくま姫
第一章★あくまの日
「んーーーーー」
ベットの上で大きく伸びをすると、スタッっと部屋一面に敷かれた赤い絨毯の上に降り立った。
天井にまで届きそうな大きな窓に近づくと、シャッっとカーテンを引き、朝日を浴びる。
普通の悪魔なら、顔をしかめすぐにでも日陰に逃げ込むような明るい光が全身を包む。
「あー!いい天気っ♪今日もいい事ありそーーー!」
空は晴れ渡り、抜けるような青空が広がっている。
空高くで、鳥が旋回しているのが見える。
トントン
背後からドアをノックする音が聞こえる。
「はぁい!どうぞー」
青空に機嫌をよくして、いつもより元気良く返事を返す。
カチャ…
「姫さま、おはようござい…ッギャッッッ!」
部屋一面に差し込む朝日に悲鳴を上げて、世話役のミーナが扉の影に隠れる。
「ん?あぁ、ごめんごめーん!いい天気だからつい…」
薄手のカーテンを引き、ミーナへ向き直る。
「毎日毎日、よくそんなに光を浴びれますね」
眩暈でも模様したのか、ミーナは片手で頭を抱えながら部屋の中に進み出る。
「いやぁー!なかなか良い朝だよ、ミーナ!悪魔も日光浴びれたら気持ちいいのにね!」
姫の無邪気な様子に、ミーナは半ば呆れ顔で食事の用意を始める。
ベットの上で大きく伸びをすると、スタッっと部屋一面に敷かれた赤い絨毯の上に降り立った。
天井にまで届きそうな大きな窓に近づくと、シャッっとカーテンを引き、朝日を浴びる。
普通の悪魔なら、顔をしかめすぐにでも日陰に逃げ込むような明るい光が全身を包む。
「あー!いい天気っ♪今日もいい事ありそーーー!」
空は晴れ渡り、抜けるような青空が広がっている。
空高くで、鳥が旋回しているのが見える。
トントン
背後からドアをノックする音が聞こえる。
「はぁい!どうぞー」
青空に機嫌をよくして、いつもより元気良く返事を返す。
カチャ…
「姫さま、おはようござい…ッギャッッッ!」
部屋一面に差し込む朝日に悲鳴を上げて、世話役のミーナが扉の影に隠れる。
「ん?あぁ、ごめんごめーん!いい天気だからつい…」
薄手のカーテンを引き、ミーナへ向き直る。
「毎日毎日、よくそんなに光を浴びれますね」
眩暈でも模様したのか、ミーナは片手で頭を抱えながら部屋の中に進み出る。
「いやぁー!なかなか良い朝だよ、ミーナ!悪魔も日光浴びれたら気持ちいいのにね!」
姫の無邪気な様子に、ミーナは半ば呆れ顔で食事の用意を始める。