【短編】終電時刻
最近、残業が多いこの頃。
今日に続けて、一週間連続残業。
これは俺にとっては人生初の大記録だったりする。
しかし、そんないいもんでもなく、今は栄養ドリンクでなんとか意識を繋いでいるが、時々足がもつれそうになる。
容姿も元がパッとしない顔なのに、それプラス目の下にくま、ボサボサの髪で完璧な「冴えない男」と化していた。
男が駅へと向かう。
時々もつれそうになる足を動かし。
男が駅へと向かう。
「終電時刻」が近づいていた………。