白衣の先生
「外、見てみ!こんな暗くなったわ」



春とは言え、まだ少し早めに暗くなる



「送ったるわ」



サラッと言う先生に、私は慌てて首を横に振った



「いえ!!大丈夫です!!」



「それは、アカンねや……俺のポリシーやて」



な?と先生は、私を教室まで鞄を取りに行かせた



暗くなったとは言え、まだ薄暗いだけなのに……



心配性だなぁ、と呟き教室から鞄を取った



机の上には「先に帰るよ~」と、響子から置き手紙があった



その横に、響子オリジナルの変な絵



これ、好きだよなぁ……。

動物のような、宇宙人のような……。



1人で笑いながら、その置き手紙を鞄にしまった



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