白衣の先生
「そっか。関西弁だってバレたら、モテるで~」



高橋は、変なニセ関西弁で俺の肩を叩いた。



「だから言うなよ。じゃ、高橋は教室戻りや」



高橋の背中を押し、保健室から出した。



「安藤……気分は良くなったん?」



振り向き聞くと、安藤の目から涙がこぼれた。



「わっ……なんや!!!秘密バレてもうて、ホンマ堪忍な」



安藤の頬に流れる涙を拭うと、ふるふると首を横に振った。



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