君の声が、ききたい。。。

第二話

第2話

ホントは、何気ない高校生活を送るはずだったが…

グループ交際が、始まった。

「原田ーっ、帰るどー!早ーっせいや!時間が無いじゃないか」

「解かってる!せかすなやーっ」「あほっ」

「彼女に、あえんがなあ〜」



彼女に、逢える!正確には、通学電車で彼女の姿が、”見える”で、ある。

ほんの数十秒程度見えるだけで、声は掛けられない。

恋は、盲目!どう、転んでも…



木村君から、声が掛かったのは丁度その時だった。

「おい!わいが中学の時、OXの中学校じゃったんじゃが、

わいの、知ってる女の連れが、お前の事”好き”なんじゃて

言うてる。今日よかったら、逢わんか?」

「ほんまか?行く、行く…ちょっと待って!

直に、帰ってくるから、行くで〜」「解かった!はよう帰ってけ〜」

「おう〜っ!」

これがね!実は、木村君の勘違いで…

もっとよく、写真見てから言えばよかったのに…。

曖昧な態度で、「解かった、解かった」って、言って…

勝手な判断で僕に、声かけて来たんだ。これがね、あとあと…

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