君の声が、ききたい。。。

第三話

第3話
偶然が、あってないような自分にとってはその時

何を着て行ったかは、覚えてないのである。



そこで、聞きたくも無い会話を聞き顔を引きつらせて

聞く事になった。



「こいつが森原(ゆうじ)、そして、こいつが原田(あきら)」

「え〜、違〜う〜」「何?何が〜?」「わたしが、言うたんはこん人達とは…」

「こん人達の隣で、何時も乗ってる人達が、そうなんじゃが〜

わあ〜、どうしょう」そして…「あ〜あ、そうじゃあねえかなって、

思おうたんじゃ」「しゃあねえなあ〜、帰るか?」…「でも、…」

「んっ?」「でも、わい」「…」「わいは、こん人と、付き合いたいんじゃあ」

「えっ!?」と、彼女の方を向いた。

木村君の彼女が、「でもな!でも…、こん娘、口 聞こえんで!

(小さい声で…)小さい頃からな、…耳は、少しは聞えるけど…」

「あんな、あんな…わいで、えかったら考えておいて、くれんか

聞いといて!なっ!わい、原田!原田あきら!じゃ!」

「んっ!」「じゃあ、帰ろう」「じゃあ」「ん、じゃあ」

複雑な気持ちのまま、家にかえった。
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