君の声が、ききたい。。。

第六話

第6話
事故は、彼女達の学校近くで、起こった。子供たちの遊んでる
   

ボールが、車道へと飛び出してそのボール追いかけてちえみが、飛び出した。

耳の不自由な、彼女には車のホーンが、解からない。あけみも、必死に飛び込んだ。

車は、スピードも落とさず、立ち去った。後には血まみれのボール…。

空に、救急車のサイレンが、鳴った。後で、若い男の人が出頭してきたらしい。

二人は、頭から肩、腰、肘、膝、足擦り切れてた。腰を強打したちえみは…。
   

一週間の入院となった。この期間、僕たちは急速に仲良くなった。

木村君達も、同様である。それは、あけみの身体からも、解かった。妊娠したのだ。

二人の意思は固く、強く、子供は産みたいと…。親の気持ち、子知らず。
   

そのまま押し切って、学校を辞めてしまった。言葉が、出なかった。
   

「あきらっ、わいら〜ずーと、ずっと、友達じゃろっ!なっ?」「うんっ!そうじゃ!
   

「何、弱気になっとんな!」お互い涙流しながら、別れた。

この日の晩、木村君らは家に来た。僕の親父に、話があると…。
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