シィ君のサンタクロース
シィ君の顔が近づく。



キスをされるのかと思って身構えたら、鎖骨のあたりに唇が触れた。

前髪がわたしの首筋をくすぐる。


その感触にピクンと体が震える。


シィ君はわたしの反応を楽しむかのように、舌を這わす。

その動きにあわせて、体の熱がどんどん上がる。


なんとか抵抗しようと、

片手でバスタオルを押さえながら、もう片方の手で彼の体を押す。




「やっ……シィ君……なんかいつもと違う」



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