シィ君のサンタクロース
いつもはこんなに強引じゃなくて、もっと順番どおりっていうか。


ちゃんとキスからしてくれるのに。



「怖い?」



シィ君が顔を上げてそう尋ねた。


暖炉の炎に照らし出された顔が普段よりも大人びて見えた。



「うん……ちょっと……怖い……」


そう答えたら、さらに引き寄せられて抱きしめられた。


「あー……あかん。オレ、Sかも。そんな風に拒否られたら余計に……」


シィ君の手がわたしの体を包んでいたバスタオルを外した。



「や……」




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