シィ君のサンタクロース
ゴールドのリボンが結んである緑色の袋。



「え? これ……」



「サンタさんが持ってきてくれたんちゃう?」



照れくさそうにそう言って暖炉をチラリと見る。


「……て、オレ自分で言ってから、今サムくなった」


なんておどけて、両手で体をこすってる。



「あはは。もぉ、いつの間に!」



きっとシィ君が夜中にこっそり置いてたんだ。


全然気づかなかったよぉ……。



「開けていい?」


「どうぞ」


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