シィ君のサンタクロース
袋の中に入っていたのは、テディベア。


赤いニットを着て、それとおそろいの手袋をしている。


「うわぁ……めっちゃ可愛い」


「こういうの好きそうやなぁ……って思って」



「うん。めっちゃ好きー!!」



ギュっと抱きしめると、満足そうに微笑むシィ君と目があった。



「ありがとう」


テディベアの体をまじまじと観察した。


「あ…」



足の裏を見て、あることに気づいた。

< 43 / 51 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop