シィ君のサンタクロース
高校3年間。
わたしはずっとシィ君に片思いしてた。
その想いがやっと通じた年。
きっと一生忘れない、特別な年。
シィ君もそんな風に大事に思ってくれてたんだ。
「ありがと……一生大事にする」
そう言って、テディベアをまたギュっと抱きしめたら、今度はテディベアごと、わたしの体までシィ君に抱きしめられた。
「幸せすぎて……倒れそう」
シィ君の腕の中でそう呟くと。
シィ君は「大げさやなぁ」ってクスクス笑ってた。
――あれ?
その時、胸に何か硬いものがあたっていることに気づいた。
わたしはずっとシィ君に片思いしてた。
その想いがやっと通じた年。
きっと一生忘れない、特別な年。
シィ君もそんな風に大事に思ってくれてたんだ。
「ありがと……一生大事にする」
そう言って、テディベアをまたギュっと抱きしめたら、今度はテディベアごと、わたしの体までシィ君に抱きしめられた。
「幸せすぎて……倒れそう」
シィ君の腕の中でそう呟くと。
シィ君は「大げさやなぁ」ってクスクス笑ってた。
――あれ?
その時、胸に何か硬いものがあたっていることに気づいた。