シィ君のサンタクロース
「大丈夫?」
彼の息が耳にかかる。
すぐ傍で低い声で囁かれて心臓バクバク。
彼の体温を背中に感じて、体はさっき以上にカチンコチンに固まってしまった。
「う、うん」
「ぷっ。顔真っ赤やん! 別にいまさら恥ずかしがるようなことちゃうやろ。いっつもこけてるやん」
なんてケラケラ笑ってる。
シィ君て、こういうとこホント鈍感だと思う。
転びそうになったことが恥ずかしくて真っ赤になってるんじゃないってば。
シィ君にドキドキしてるからだよ……。
彼の息が耳にかかる。
すぐ傍で低い声で囁かれて心臓バクバク。
彼の体温を背中に感じて、体はさっき以上にカチンコチンに固まってしまった。
「う、うん」
「ぷっ。顔真っ赤やん! 別にいまさら恥ずかしがるようなことちゃうやろ。いっつもこけてるやん」
なんてケラケラ笑ってる。
シィ君て、こういうとこホント鈍感だと思う。
転びそうになったことが恥ずかしくて真っ赤になってるんじゃないってば。
シィ君にドキドキしてるからだよ……。