夕暮れの月
美羽といっしょに席に着いた時にちょうどチャイムが鳴った。

鳴り終わった頃にのんびりと満月が入ってきて、
その後に先生がかけこんだ。

すっごくぴったりなタイミング。



キーン
コーン
カーン
コーン

「では、次は112pからなので
ちゃんと予習してくるよーに。」


………全然


わからない


………(泣)


あたしが ぐったりしているなか
美羽もぐったりしていた

「分からないね…」

「…うん…このままじゃ期末が絶望的だよ…」


ん…?

これって4時間目だよね…?

あ゛あーっ!!!
購買行かないと!!!


「ごめん 美羽!!
これ持っていって!?」

「…うん?」

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