クリスマスの甘い約束
10年前の約束
《良嘉ちゃん、泣かないで》
《だって、仁志にもう会えないんだよ…。お母さんが言ってた。仁志はどっか遠いところに行っちゃうって…。そしたら…》
《…じゃあ、こうしよう》
《…》
《10年後、僕が良嘉ちゃんを迎えに行くよ》
《本当?》
《うん、絶対。だから、もう泣かないで。いつもの良嘉ちゃんみたいに笑って》
《…うん!》
雪の降る日、私は大好きな君とそんな約束をした
私は懸命に待った
大好きな大好きな…君に会うために…
なのに…
なのに…
馬鹿仁志ーーーー!!!
私の青春返せーーーー!!!