クリスマスの甘い約束
吃驚して思わず叫んでしまった
だって…だって…なんであいつがここに…?
「どうしたの?良嘉?」
「仁志…なんでここに…」
仁志が椅子に座りながら、私を見ている
さっき、あのショッピングモールでデートしてなかったの?
私の頭は疑問だらけ
「あんた、失礼ね。折角、仁志くんが久しぶりに帰ってきたのに、なにが『ほげぇぇ』よ」
「でも、昔とちっとも変わらないじゃないですか」
笑いあうお母さんと仁志
話がついていけない私はもう何がなんだか…
てか、お母さん疑問に思わないの?
あの仁志が茶髪でピアスだよ?
私なんてショックでショックで堪らなかったんだから…
「あっ、そうそう。良嘉、あんたの隣の部屋片付けちゃいなさいね」
「えっ?なんで?だってあの部屋も私の部屋でしょう?」
「今日から仁志くん、家に住むことになったから」
ほっ?