クリスマスの甘い約束



「ほげぇぇぇぇぇぇぇ?!」



バシッ



「うるさい、何度も叫ばなくて結構」



お母さんに叩かれた場所を摩った



てか…住む!?ここに?どうしていきなり…



混乱状態になっている私に無視し、二人がまた話し始めた



「実は仁志くんだけがこっちに戻ってきたみたいなの」



「じゃあ、仁志もあっちにいればよかったじゃない…」



私はブツブツと文句を言う



「良嘉は俺に戻ってきて欲しくなたっか?」



仁志が潤んだ目で私を見つめてくる



うぐっ…



そ、そんな目で私を見るな…



昔から私が仁志のその目に弱い事を知ってて、ワザと…



「もぉ!!わかったわよ!!片付ければいいんでしょう!!」



ドスドスと階段を上り、勢いよくドアを閉めながら部屋に入った




もうなんなのよ…



勝手に話を進めて…私の気持ちはどうなるの?




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