クリスマスの甘い約束
吃驚しながら、リビングに向かった
バンッ
「お母さん!!」
「何よ、さっきの叫び声…それにあんたまだパジャマじゃない」
「そんなことはどうでもいいの!!なんで仁志が私の学校の制服着てるの?」
「あら、別にいいじゃない」
お母さんは何事もなかったようにフライパンに油を注いだ
嘘…本当に?本当に?
ショックでフラフラしながら、リビングを出て行った
お母さんが後ろから
「早く用意しちゃいなさい」って言うけど…
これから私の身にもなってよぉ
嫌いな女タラシと学校に一緒に登校?もう冗談でしょう?
仁志とすれ違う時、
「学校でもよろしくな、良嘉」
耳元でそう囁かれた
男に免疫がない私は耳を押さえ、顔を真っ赤にさせた
な、なんなのよ…