クリスマスの甘い約束



案の定、階段から落っこちた



もう最悪!!



「良嘉!!そんなとこで寝ないで」



「寝てない!!少しは心配してよね」



「大丈夫よ。あんたは丈夫なんだから」



くっそ…心配させもしてくれない…



確かに、大怪我といえるような怪我はしたことない



いっつも擦り傷程度で済む



でも、心配して欲しいんだよ



少しシュンとしてしまう私



って、そんな場合じゃない



急いで立ち上がり、支度を済ませる




「良嘉、ご飯は?」



「いらない!!」



実花子、きっと怒ってるよな~



いっつも私が待たせてるから今日こそ!!って思ったんだけど、結局寝坊…



やっぱり私って本番に弱い





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