クリスマスの甘い約束
甘い約束
パチッ
目を開けると見慣れた風景が私の目に映る
あれっ…?私いったい何を…?
「この馬鹿娘!!」
「ほっ?!」
バシッ
「ほ、ほげぇぇぇぇ!!」
いきなり頭に痛みが走った
な、何??いったい…何が起こったの…?
「まったく…帰りが遅いと思ったら…隣町の駅であんた気失ってたのよ!!」
「ほげぇ!?んなわけないでしょ!!」
「あるの!!もう仁志くんがあんたのことおぶって帰ってきてくれてたからいいものの…もし、変な人に連れて行かれたらどうするつもりだったの!?」
仁志が…?
私はその名前でビクッと反応した
な、なんで仁志が…?私のことを…?
「仁志くん、かなり心配してたわよ…後でお礼言いなさいよ」
お母さんはそう言いながら、部屋を出て行った
お礼なんて言わない…絶対言ってなんかやんない…