クリスマスの甘い約束
さっきまで余裕があった私に余裕が感じられなくなった
す、好きって…
「仁志…それ本当…?」
「…うん…」
顔を真っ赤にさせながら俯く仁志を私は素直に愛しいと思った
それと同時に嬉しさが心の奥からこみ上げてくる
「仁志、顔上げて?」
私の言う事をちゃんと聞く仁志も可愛い
こんなに寒いのに仁志の顔はすっごく熱い
仁志が顔を上げた瞬間…
チュッ
私より高くなった仁志の背のお陰で憧れだった背伸びキスを仁志にした
「私も仁志のこと大好き」
「えっ…」
仁志はいったい何が起こったのかまだ把握してないみたい
そんなのお構い無しに私は仁志の背中に手を回した
仁志の心臓が爆発しそうなくらいドキドキしてる…なんか嬉しいな、こんなに意識してくれるってのが…
「りょ、良嘉…?」
「んっー?何?」
「あ…さっきのって…」
顔を見上げたら、見たこともないくらい真っ赤な仁志の顔