クリスマスの甘い約束
まったく付いていけない私の頭…てか、こんなの反則だよ…
あんな近くで『大好き』なんて言われたら、もうメロメロ~
立場が一気に仁志へ、私はもうされるがまま…
やっと終わった時には私の体の体温が2度ほど上がったと思う
「だ、大丈夫?良嘉?」
「大丈夫~」
もう私の心臓持たないよ…体ももうこれ以上熱くなったら…
今日が冬でよかった…風が気持ちいい…
「よかった…じゃあ…帰ろう?」
仁志が私に手を差し伸べてくれた
あっ…あの時と同じ…
あの時も…
《また絶対会えるよ、だから帰ろう。良嘉ちゃん》
「…うん!」
あの日と同じように降ってくる雪の中、私たちは手を繋ぎながら帰った
だけど、あの日とはちょっとだけ違う
今度は離れ離れになるんじゃなくて、ずーっと一緒に…なれるんだよね…?
《END》