クリスマスの甘い約束
おまけ
・・・・・・・
「ごめんね…良嘉…」
目の前には冷えピタをおでこに貼ってベットで寝ている仁志の姿
ピッピ
仁志の口から体温計を出して、何度か見た
結果はやっぱり…38.7…
これは完璧に熱ですな…
「たく…あんな寒い日に夜まで待ってるのが悪いのよ」
「だって…良嘉、中々来ないし…」
「人のせいにしなーい、だいだい私が行かなかったのはあんたが原因だったし」
すっかり熱くなってしまった冷えピタを新しく貼り替えた
昨日の夜、帰るなりいきなり倒れた仁志
まったく、自分の健康管理ぐらい自分でしなさいよね…
「俺のせい…?」
「そうよ!私を呼び出しといて他の女とキスしている男なんて始めて見たわ」
あん時、私がどれだけショック受けたかわかってないでしょう、絶対!!
「あぁ…あれはね、教室で良嘉のこと待ってた時、なんか眠たくなってきて少しの間目瞑ってたら、いきなり誰かにキスされてて…良嘉かなって思って…」
「信じられない…誰が女タラシのあんたにキスなんかするもんですか」
「えぇ?じゃあ、今の俺も嫌い!?」
うっ…