DEATH TIME Ⅱ
第04章真実
私の体は下に下に落ちていく。
何故か叫び声は出なかった。
目を開けるが真っ暗で何も見えない。
ただ・・・・・・
下に落ちていっているのはわかった。
ドスッッ!!
「うわぁっ!!?」
私はお尻からダイナミックに落ちた。
でも、痛くはなかった。
あ、れ・・・・・・?
私のお尻の下には大きなクッション的な物がある。
このクッションが衝撃を吸収してくれたのだろう。
これで助かったのか・・・
辺りを見ると相変わらず真っ暗。
だが、暗闇の中にポワァッと柔らかい光が見えた。
おそらくあそこに行けばいいのだろう。
クッションから降りて地面に着く。
長い間落ちていたのでなんか変な感じ。
ふわふわする。
私はバランスをとりながらその明かりを目指して進む。
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