恋舞曲~雪の真昼に見る夢は…~
でも、これは言ってみれば“一次試験”を通過したようなものだと思う。
たとえ今日、安達さんに“付き合ってみてもいい”と思われたんだとしても、これから先の将来、嫌われない可能性だって0%というワケじゃない。
先の見えない未来のことなんて、もちろん誰にも分かるはずがない。
だけど分からないからって不安になって立ち止まってたんじゃ、見える景色はずっと変わらない。
とにかく一歩でも足を踏み出せば、昨日と違う景色が見えるはず。
少なくとも今日、一次試験を通過したことで、結果的にこの縁談はスタスタと前向きに進みはじめてしまったワケだし、このままいけば、小っちゃい頃からの夢が、なんと本当に叶ってしまうのかもしれないってコトじゃん!?
なんか今はまだ実感がないってゆーか、全然信じられないことだけど……。
これって、もしかして流れ星のおかげ?
流れ星に願いをかければ夢が叶うなんてハナシ、全然アテにしてなかったんだけど、バカにしないで信じてみるもんだ♪
だって彼との出逢いは流れ星からのプレゼントにちがいなかったから―――――