齢二十五〜25歳、女子の日常〜
約束の時間20分前。


早く来すぎた…。


とりあえずカフェで時間潰そう。


注文したキャラメルマキアートを受け取り、テラス席に座った。


あまあま。

うまうま。



…そわそわ。


…落ち着かない。


娘が彼氏を連れてくる父親の気持ちが分かる気がした。


時計をチラ見。

まだ3分くらいしか経ってないよ〜。

真理子の話って何だろ?

深刻そうな顔だったしな〜…。

まさかほんとに妻子持ちとか?

だったらやめさせなきゃ!!

そんなの、真理子が幸せになれない!!

真理子の為には、不倫なんて…

「愛?」


「わぁ!!」


びっくりした…。


妄想の世界から一気に現実世界へと引き戻された私。

変な汗が出てきた…。


「大丈夫?」


「うん、大丈夫ダイジョブ。」

ふぅ…。
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