齢二十五〜25歳、女子の日常〜
「真理子、何か注文してくる?」


「あ…注文して、今待ってくれてるとこ。」


…………。


待って


くれてる?


もしかして…


「…来てるの?」


うん。と真理子が照れながら頷いた。



マジですか…。

ご対面…。

私は1人緊張しはじめた。

そんな私を見つめる真理子の苦笑いに気づく間もなく、後ろから声が聞こえた。


「真理ちゃん、お待たせ。」


振り返ると、コーヒーを2つ持った人と目が合う。



この人が……?
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