齢二十五〜25歳、女子の日常〜
丸い黒縁メガネをかけた彼は、確かに、はじめましてではなかった。


「お弁当屋さん!!」


「分かっていただけましたか?」



メガネがないとわかんなかった…。


「え?じゃあ、真理子の彼氏って…」


真理子が笑って頷いた。


「丸山海斗と言います。」

お弁当屋さんが笑顔でお辞儀をする。


いつもお店で見る顔とはどこか違う。


多分この笑顔はプライベート用なんだろう。



は〜……。


びっくりした…。
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