齢二十五〜25歳、女子の日常〜
「今日、うちに報告してくるの。」


「おばさんたち、許してくれるといいね。」



「…ありがと。」


その時、ざあっと強い風が吹いた。



今まで、コーヒーの匂いで気づかなかったけど



風に乗って、甘い香りがした。



この香り、知ってる。



真理子の香水。




大切な日につける




真理子のお気に入り。






このふたり、幸せになれるといいな。




心からそう思った。
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