齢二十五〜25歳、女子の日常〜
―………そう…。―


それは声にならないほどの小さな返事だった。



おばさんの不安な気持ちが受話器から溢れ出している。





よし。


「おばさん、私これから家に行くね!!」


―…え?―


「すぐ行くから、待ってて!!」


私は駅に向かって走り出した。
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