齢二十五〜25歳、女子の日常〜
電車に飛び乗り、急いで真理子の家に向かう。


真理子の家が近づいた時、門の前に人影が見えた。


おばさんだ。


待っててくれたんだ。




「おばさん!!」


「愛ちゃん!!」


おばさんのもとに駆け寄る。


「ハァ…ハァ…。」


『真理子から連絡あった?』って聞きだいけど、息が切れて声が出ない。


「とにかく上がって。お水飲んで、落ち着きましょ。」


おばさんに促され、ひとまずリビングに上がることにした。





コップに注がれた水を飲み干し、深呼吸する。



はぁ…。



久しぶりの猛ダッシュにより爆発寸前の心臓も、大分落ち着きを取り戻した。
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