齢二十五〜25歳、女子の日常〜
「…今までどこにいたの?」



真理子は目をそらした。


「心配したんだから。」



私はまっすぐ真理子を見据えたまま。



「私も…おじさんもおばさんも…。」



私の目を見なさいよ真理子。



「…おばさん達がどんな気持ちで…。」






私の視線に耐えかねたのか

真理子の目から涙がこぼれた。



泣きたいのはこっちよ。


本当に心配したんだから。




2人の間に、険悪な空気が流れていた。
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