齢二十五〜25歳、女子の日常〜
仕事用に私の服を貸した。

買ったけど、きつくて着れなくなったなった服が真理子にはぴったりだったので少しヘコんだけど…。


仕事に関しては、家に持ち込まない主義が幸いし、問題は無さそう。



「風邪、よくなったんですかぁ?真理子さんいなくて、大変だったんですよぉ!」


何でも聞きたがるミキちゃんの甲高い声がするけど、大人な真理子は上手くあしらっているようだった。




しかし、さすが真理子というべきか、疲れてるはずなのにそんな素振りは見せず、テキパキと仕事をこなしていく。

かたや、私は疲れからミス連発…。



…今日は早めに引き上げよう…。





真理子は昼休みになっても、仕事たまってるからと『まるめがね』に行かず、コンビニおにぎりで済ませ、仕事を続けた。


一心不乱に。



なんか無理してるのかな。


何となくそう感じた。
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